残留塩素について
残留塩素は、水道水やプール水などの消毒に使用される塩素が、微生物や有機物と反応しきれずに水中に残ったものです。殺菌力を持ち、水の安全性を保つために重要な指標です。
残留塩素には遊離残留塩素と結合残留塩素の2種類があり、それぞれの特性が水質管理において重要です。
残留塩素とは
残留塩素は、水道水やプール水などの消毒に使用される塩素が、微生物や有機物と反応しきれずに水中に残ったものです。殺菌力を持ち、水の安全性を保つために重要な指標です。
塩素は強力な酸化剤であり、主に次亜塩素酸(HOCl)と次亜塩素酸イオン(OCl⁻)の形態で存在します。これらは水中の微生物を迅速に殺菌し、飲料水やプール水の安全性を確保します。
残留塩素の種類
残留塩素には、遊離残留塩素と結合残留塩素の2種類があります:
遊離残留塩素:
遊離残留塩素は、次亜塩素酸(HOCl)と次亜塩素酸イオン(OCl⁻)の形で存在し、強い酸化力を持ちます。これにより、水中の微生物を迅速に殺菌します。
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HOClとOCl⁻:
- pHが7.5以下では次亜塩素酸(HOCl)が優勢で、強い殺菌力を発揮します。
- pHが7.5以上では次亜塩素酸イオン(OCl⁻)が優勢で、殺菌力は弱くなります。
結合残留塩素:
結合残留塩素は、アンモニアや有機窒素化合物と反応して生成されるクロラミン(NH₂Clなど)の形で存在し、持続的な効果を持ちます。
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クロラミンの役割:
- クロラミンは遊離残留塩素よりも殺菌力は弱いですが、持続性があり、長時間にわたって水質を保ちます。 水質への影響:
- クロラミンは水の味や臭いに影響を与えることがあります。
測定方法
残留塩素の測定には、DPD法と電気化学センサー法の2つの方法があります:
- DPD法(ジエチル-p-フェニレンジアミン法):
- 比色法の一種で、塩素がDPD試薬と反応してピンク色を呈することで、色の濃さを比色計で測定し、塩素濃度を求めます。遊離残留塩素と結合残留塩素を個別に測定できます。
- 電気化学センサー法:
- 電気化学的原理を利用し、迅速かつ正確な測定が可能です。連続モニタリングに適しています。
DPD法と電気化学センサー法は、それぞれ異なる特徴を持っています。DPD法は、簡便で低コストであるため、多くの現場で広く使用されています。一方、電気化学センサー法は、リアルタイムで高精度な測定が可能であるため、詳細なモニタリングが必要な場面で利用されます。